広島赤十字・原爆病院の看護師年収は高い?給与・賞与・求人情報を解説

広島赤十字・原爆病院は、広島県広島市中区にある日本赤十字社が運営する高度急性期病院です。

565床・35診療科を備え、地域医療支援病院や地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院として、救急医療・がん診療・災害医療など幅広い役割を担っています。

看護師の採用では、大学卒・短大3年卒・短大2年卒の学歴別基本給が公表されており、既卒者には前歴換算があります。さらに地域手当や夜勤関連の手当、住宅手当などが加算されます。

ここでは、広島赤十字・原爆病院の看護師の給与・年収・賞与・各種手当・福利厚生・求人情報について詳しく解説します。

広島赤十字・原爆病院とは

広島赤十字・原爆病院は、広島市中区千田町にある日本赤十字社の病院です。

許可病床数は565床で、内科系・外科系をはじめ35の診療科を標榜しています。

高度急性期医療や救急医療を担うだけでなく、地域がん診療連携拠点病院としてがん医療に力を入れているほか、被爆者医療を継続して担っていることも大きな特徴です。

また、災害拠点病院として国内外の災害救護活動にも取り組んでおり、赤十字病院ならではの看護を経験できる環境があります。

基本情報

項目内容
病院名広島赤十字・原爆病院
運営日本赤十字社
所在地広島県広島市中区千田町1丁目9番6号
許可病床数565床
診療科数35診療科
主な機能高度急性期、救急、がん診療、被爆者医療、災害医療
主な指定地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院
勤務形態3交替制・変則2交替制
週労働時間38時間45分

広島市中心部に位置する大規模病院であり、急性期看護や専門性の高い看護を経験したい方に適した環境です。

広島赤十字・原爆病院の看護師年収は高い?

広島赤十字・原爆病院では、新卒看護師でも基本給に地域手当が加算される給与体系となっています。

直近の看護師募集要項では、大学卒の基本給が25万円台、短大3年卒も25万円台となっており、さらに基本給の10%にあたる地域手当が支給されます。

病棟勤務では深夜勤務手当なども加算されるため、実際の月収は基本給より高くなります。

賞与についても年2回の支給があり、通常勤務する職員では年間4か月程度の支給実績が示されています。

既卒看護師には前歴換算もあるため、これまでの看護師経験を給与に反映してもらえる点も特徴です。

広島赤十字・原爆病院の給与

広島赤十字・原爆病院では、新卒看護師の学歴別基本給が公式募集要項で公表されています。

区分基本給
看護師・大学卒257,100円
看護師・短大3年卒253,100円
看護師・短大2年卒249,400円

上記は基本給であり、このほか地域手当や夜勤関連の手当などが別途支給されます。

地域手当は基本給の10%となっているため、毎月の固定的な給与は基本給だけを見るより高くなります。

また、看護師の有資格者も採用対象となっており、既卒者については規程に基づく前歴換算があります。

経験者は、これまでの看護師経験や職歴を考慮して給与が決定されます。

そのため、中途採用の場合は新卒初任給がそのまま適用されるわけではなく、これまでの経験によって基本給が加算されます。

経験年数による給与

広島赤十字・原爆病院では、経験3年・5年・10年といった経験年数ごとの具体的な看護師給与モデルは公表されていません。

一方、既卒看護師には規程に基づく前歴換算が行われます。

経験者は、これまでの看護師経験や職歴を考慮して給与が決定されます。

そのため、同じ中途採用でも看護師としての経験年数やこれまでの職歴によってスタート時の基本給が異なる可能性があります。

具体的な経験年数別給与は確認できないため、架空のモデル給与は掲載していません。

中途採用を検討する場合は、自身の経歴をもとにした給与額を採用時に確認するとよいでしょう。

賞与・各種手当

広島赤十字・原爆病院では賞与が年2回支給されます。

直近の看護師募集要項では、前年度実績として年間4か月程度とされています。

ただし、4月に新卒で採用された職員については初年度の支給が約2か月程度となる例が案内されています。

主な手当には以下があります。

手当内容
地域手当基本給の10%
住居手当月28,500円まで
通勤手当月55,000円まで
扶養手当規程により支給
時間外手当規程により支給
深夜勤務手当規程により支給

病棟勤務では3交替制または変則2交替制となるため、夜間勤務を担当した場合は深夜勤務に関する手当が加算されます。

1回あたりの夜勤手当については、直近の公式募集要項では具体額が示されていないため、推測による金額は掲載していません。

昇給は年1回で、勤務状況などによって決定されます。

広島赤十字・原爆病院の看護師年収

広島赤十字・原爆病院では、看護師の具体的なモデル年収は公表されていません。

新卒看護師については学歴別基本給に加え、基本給の10%となる地域手当や夜勤関連の手当などが支給されます。

さらに賞与が年2回あります。

ただし、夜勤回数や時間外勤務、住居手当などの支給状況によって実際の年間収入は変わります。

また、賞与についても新卒1年目と通常勤務している職員では支給実績が異なるため、基本給と賞与月数だけを使って独自に年収を断定することは避けています。

中途採用では前歴換算によって基本給も変わるため、正確な年収を知りたい場合は自身の経験年数をもとにした給与提示を確認するとよいでしょう。

福利厚生

広島赤十字・原爆病院では、日本赤十字社の職員としてさまざまな福利厚生制度を利用できます。

主な制度には以下があります。

  • 健康保険
  • 厚生年金保険
  • 雇用保険
  • 労災保険
  • 日本赤十字社企業年金基金
  • 職員互助会制度
  • 財形貯蓄制度
  • 慶弔見舞金
  • 永年勤続表彰
  • 職員食堂
  • 生命保険・自動車保険の団体契約
  • 院内保育所
  • 育児休業制度
  • 介護休業制度

職員同士のクラブ活動も行われており、野球、バレーボール、テニス、フットサル、バスケットボールなどさまざまな活動があります。

院内保育・子育て支援

広島赤十字・原爆病院には院内保育所があります。

未就学までの乳幼児を対象としており、子育てをしながら働く職員を支援しています。

また、育児休業制度なども設けられています。

看護部が公開している職場データでは、男性看護師にも育児休業の取得実績があります。

看護師の平均在職年数も10年を超えており、ライフステージが変化した後も継続して勤務している職員が多いことがうかがえます。

職員宿舎・住宅支援

広島赤十字・原爆病院では、看護師向けの職員寮はありません。

一方、条件を満たす職員には住居手当が支給されます。

住居手当の上限は月2万8,500円です。

広島市中心部で一人暮らしを予定している方にとって、住宅費の一部を補助してもらえることはメリットです。

寮を希望している方は、ほかの病院と比較するときにこの点も確認しておきましょう。

休日・休暇

広島赤十字・原爆病院では、週休2日制が基本です。

休日として以下が設定されています。

  • 週休2日
  • 国民の祝日
  • 年末年始
  • 日本赤十字社創立記念日

ただし、病棟など交替勤務を行う看護師は月ごとのシフトによって休日が設定されます。

年次有給休暇は年度につき24日で、夏季休暇3日を含みます。

このほか、慶弔休暇などの特別有給休暇もあります。

看護部の公表データでは、有給休暇の平均取得日数は16日を超えています。

勤務時間

広島赤十字・原爆病院の看護師は、3交替制または変則2交替制で勤務します。

3交替制

勤務勤務時間
日勤8:25~17:00
準夜勤16:25~翌1:00
深夜勤0:35~9:10

変則2交替制

勤務勤務時間
日勤8:25~17:00
長日勤8:25~21:09
夜勤20:08~翌8:51

週平均の実労働時間は38時間45分です。

一般的な2交替制とは異なり、変則2交替では長日勤と夜勤を組み合わせた勤務となっています。

勤務形態は配属部署によって異なるため、希望がある場合は応募時に確認するとよいでしょう。

求人情報

広島赤十字・原爆病院では、新卒者と看護師免許を持つ既卒者を対象とした看護師採用が行われています。

直近で確認できる看護師・助産師募集では、看護師30名程度、助産師若干名が募集されていました。

応募資格は、看護師免許を持っている方、または看護師養成学校を卒業し国家試験に合格する見込みの方です。

交替制勤務が可能であることも応募条件となっています。

なお、直近の看護師募集はすでに選考時期を終了しており、現時点の病院公式採用ページでは次年度の看護師正規職員募集要項は確認できません。

今後の採用を希望する方は、病院公式の職員採用情報や看護職員募集案内を確認しましょう。

教育・キャリア支援

広島赤十字・原爆病院では、日本赤十字社の看護師キャリア開発ラダーと、病院独自の生涯教育の枠組みに基づいた継続教育を行っています。

新人看護師には集合研修とOJTを組み合わせた教育が行われます。

プリセプター、実地指導者、教育担当者だけでなく、部署全体で新人を育成する体制が整えられていることが特徴です。

薬剤師や臨床工学技士など多職種による研修も行われ、臨床現場で必要となる知識や技術を段階的に習得します。

また、新人同士が集まるフォローアップ研修や、看護部担当者・リエゾンナースによる面談など、精神面をサポートする仕組みもあります。

継続教育では、急性期医療やがん診療だけでなく、赤十字病院の特徴である災害医療について学べることも大きな特徴です。

専門・認定看護師や特定行為看護師など、より専門性の高いキャリアを目指すこともできます。

広島赤十字・原爆病院はこんな看護師におすすめ

広島赤十字・原爆病院は、大規模な急性期病院で専門性を高めたい看護師におすすめです。

特に、次のような方に向いています。

  • 高度急性期医療に携わりたい方
  • 救急看護を経験したい方
  • がん看護に興味がある方
  • 災害看護・災害救護に関心がある方
  • 大規模病院で幅広い診療科を経験したい方
  • 新人教育が充実した病院を探している方
  • キャリアラダーを活用して成長したい方
  • 専門・認定看護師を目指したい方
  • 経験を給与に反映してもらいたい方
  • 休日や福利厚生も重視したい方
  • 広島市中心部で働きたい方

特に、災害救護活動や被爆者医療などは赤十字病院ならではの分野であり、一般的な急性期病院とは異なる経験を積めることが特徴です。

広島県の看護師給料ランキングとの比較

広島赤十字・原爆病院では、新卒看護師の基本給が大学卒で25万円台、短大3年卒・短大2年卒でも24万円台後半~25万円台となっています。

さらに基本給の10%にあたる地域手当が加算されるため、基本給のみを提示している病院と比較する際には、固定的に支給される地域手当も考慮する必要があります。

既卒看護師には前歴換算があり、これまでの職歴を給与に反映してもらえる点も特徴です。

また、賞与は年2回の支給実績があり、住居手当や通勤手当なども用意されています。

広島県内の病院と比較するときは、基本給だけでなく地域手当、夜勤関連の手当、賞与、経験加算まで含めて確認するとよいでしょう。

給与だけでなく、565床の大規模急性期病院として得られる経験や教育体制、赤十字ならではの災害看護なども含めて検討することが大切です。

まとめ

広島赤十字・原爆病院は、広島市中区にある565床の大規模病院で、高度急性期医療、救急医療、がん診療、被爆者医療など幅広い役割を担っています。

看護師は多くの診療科で経験を積めるだけでなく、赤十字病院ならではの災害救護活動について学ぶ機会もあります。

教育面では、新人看護師への集合研修やOJT、プリセプターなどによる支援に加え、キャリア開発ラダーを活用した継続教育が行われています。

また、院内保育所や育児・介護に関する制度、住宅支援など、長く働き続けるための環境も用意されています。

高度急性期・救急・がん看護などの専門性を高めたい方や、災害看護を含めた幅広いキャリアを築きたい方は、就職・転職先の候補として検討してみてはいかがでしょうか。