広島市立安佐市民病院の看護師年収は高い?給与・賞与・求人情報を解説

広島市立安佐市民病院は、現在「広島市立北部医療センター安佐市民病院」として運営されている広島市北部の基幹病院です。

434床を備え、地域救命救急センターやICUを設置し、高度急性期・救急医療からがん診療まで幅広い役割を担っています。

看護師の給与は地方独立行政法人広島市立病院機構の給与制度に基づいており、大学卒・短大3年卒・短大2年卒それぞれの初任給が公表されています。実務経験がある看護師は、新卒よりも高い初任給が設定されます。

ここでは、広島市立安佐市民病院の看護師の給与・年収・賞与・手当・福利厚生・求人情報について詳しく解説します。

広島市立安佐市民病院とは

広島市立安佐市民病院は、現在の正式名称を「広島市立北部医療センター安佐市民病院」といい、広島市安佐北区亀山南にあります。

病床数は434床で、一般病床414床と精神病床20床を備えています。

広島市北部だけでなく、広島県北部や備北地域、島根県の一部までを医療圏として支える地域の基幹病院です。

地域救命救急センターを設置しており、救急車だけでなくドクターヘリや消防防災ヘリによる患者搬送にも対応しています。

ICUでは2対1、救命救急病棟では4対1、一般病棟では7対1の看護体制がとられており、重症患者の看護から一般急性期看護まで幅広い経験を積める病院です。

基本情報

項目内容
現在の正式名称広島市立北部医療センター安佐市民病院
旧称広島市立安佐市民病院
運営地方独立行政法人広島市立病院機構
所在地広島県広島市安佐北区亀山南1丁目2-1
病床数434床
一般病床414床
精神病床20床
看護配置一般病棟7対1、ICU2対1など
主な機能高度急性期、救急、がん診療、災害医療など
看護方式PNS、固定チームナーシングなど
勤務形態3交替・変則2交替

看護方式は病棟の特徴に応じて、PNSや継続受け持ち制、固定チームナーシングなどが採用されています。

広島市立安佐市民病院の看護師年収は高い?

広島市立病院機構では、看護師の給与だけでなく、実際に勤務している職員の年収モデルまで詳しく公表しています。

新卒看護師の場合、大学卒で初任給約28万9,400円、短大3年卒で約28万3,000円、短大2年卒で約27万6,500円です。

さらに夜勤を月8回行った場合は、夜勤手当として2万9,600円が加算されます。

また、実際の在職者の支給実績では、採用時の看護師で年収約487万円、約10年目では約709万円という例が公表されています。

賞与も年間4.65か月分の実績があり、経験を重ねながら年収アップを目指しやすい給与体系といえるでしょう。

広島市立安佐市民病院の給与

広島市立病院機構が公表している看護師の初任給は以下の通りです。

区分初任給夜勤8回を含む月給
看護師・大学卒約289,400円約319,000円
看護師・短大3年卒約283,000円約312,600円
看護師・短大2年卒約276,500円約306,100円

初任給には、給料月額のほか、地域手当、初任給調整手当、看護師手当、処遇改善手当が含まれています。

地域手当は給料月額の8%です。

夜勤8回を含む月給は、準夜勤4回・深夜勤4回を行った場合のモデルです。

そのため、夜勤を開始する前や夜勤回数が少ない期間は、表の夜勤込み月給より実際の給与が低くなります。

経験者は、これまでの看護師経験や職歴を考慮して給与が決定されます。

公式資料でも、実務経験がある場合は新卒者より初任給が高くなることが明記されています。

経験年数による給与

広島市立病院機構では、経験者の具体的な月給について、経験3年・5年・10年などの年数別モデルは公表していません。

一方、実務経験がある場合は、その経験を考慮して新卒より高い初任給が設定されます。

経験者は、これまでの看護師経験や職歴を考慮して給与が決定されます。

そのため、中途採用の場合は新卒初任給がそのまま適用されるわけではありません。

また、採用後は年1回の昇給があります。

長期的な給与の伸びについては実際の在職者による年収モデルが公表されており、経験を重ねることで収入が上昇していることが確認できます。

賞与・各種手当

広島市立北部医療センター安佐市民病院の看護師には、年3回の賞与が支給されます。

賞与は6月・12月・3月に支給され、年間4.65か月分の支給実績があります。

賞与の基本額は、給料月額・地域手当・扶養手当を基礎として算定されます。

主な手当は以下の通りです。

手当金額・内容
夜勤手当準夜4回・深夜4回で月29,600円
地域手当給料月額の8%
住居手当月27,000円まで
通勤手当月55,000円まで
扶養手当支給あり
特殊勤務手当業務に応じて支給
時間外勤務手当勤務実績に応じて支給

特殊勤務手当には、感染症に関する手当や放射線業務に関する手当などがあります。

夜勤は原則として月8回ですが、新人看護師は習熟度に応じて段階的に夜勤回数を増やしていきます。

昇給は年1回です。

広島市立安佐市民病院の看護師年収

広島市立病院機構では、実際に勤務している看護師の年収モデルを公表しています。

勤務年数・年齢年収モデル
採用時・21歳約487万円
約10年目・31歳約709万円
約20年目・41歳約864万円
約30年目・51歳約928万円
役職定年前・59歳約969万円

上記は在職者の実際の支給例で、各種手当を含んだ年収です。

すべての看護師が同じ年収になるわけではありませんが、勤務年数が長くなるにつれて年収が上昇していることが分かります。

特に約10年目で年収約700万円、約20年目で800万円台というモデルは、長期的な収入を重視して病院を選びたい看護師にとって注目したいポイントです。

ただし、実際の年収は夜勤回数、時間外勤務、各種手当、役職などによって変わります。

福利厚生

広島市立北部医療センター安佐市民病院では、地方独立行政法人広島市立病院機構の職員として各種福利厚生制度を利用できます。

主な制度には以下があります。

  • 広島市職員共済組合
  • 雇用保険
  • 地方公務員災害補償基金
  • 退職金制度
  • 院内保育室
  • 育児休業制度
  • 育児短時間勤務制度
  • 年次有給休暇
  • 各種特別休暇
  • 住居手当
  • 通勤手当
  • 扶養手当

退職金制度もあり、長期勤務を前提としてキャリアを築きやすい環境です。

院内保育・子育て支援

広島市立北部医療センター安佐市民病院には院内保育室があります。

0歳から就学前までの子どもを預けることができ、年間を通して無休で開室しています。

さらに週2回は夜間保育にも対応しています。

病棟看護師は準夜勤・深夜勤や変則2交替勤務を担当するため、夜間保育を利用できることは子育て中の看護師にとって大きなメリットです。

育児休業は子どもが3歳になるまでの期間で取得でき、男性職員も利用できます。

また、子どもが小学校へ就学するまでの期間は、育児短時間勤務を利用することも可能です。

出産・育児後も看護師として働き続けるための制度が充実しています。

住宅支援

広島市立病院機構では、条件を満たす職員に住居手当が支給されます。

住居手当は月2万7,000円が上限です。

また、通勤手当は月5万5,000円まで支給されます。

職員寮については現在の看護師勤務条件には掲載されていないため、住宅支援は住居手当を中心に考えるとよいでしょう。

休日・休暇

広島市立北部医療センター安佐市民病院では、4週8休制を基本としています。

所定休日には以下があります。

  • 4週8休
  • 国民の祝日
  • 8月6日
  • 年末年始

ただし、病棟看護師はシフトによって休日勤務を行う場合があります。

年次有給休暇は年度ごとに20日付与されます。

採用年度については採用月によって付与日数が異なり、未使用分は翌年度に20日を限度として繰り越せます。

特別休暇には、夏期休暇5日、結婚休暇6日、産前8週間・産後8週間の産前産後休暇などがあります。

休暇制度を重視して働きたい看護師にも注目したい内容です。

勤務時間

広島市立北部医療センター安佐市民病院では、3交替制と変則2交替制が採用されています。

3交替制

勤務勤務時間
日勤8:00~16:45
準夜勤16:00~翌0:45
深夜勤0:00~8:45

変則2交替制

勤務勤務時間
日勤8:00~16:45
長日勤12:00~21:45
夜勤20:00~翌9:30

変則2交替制では時差勤務もあります。

外来勤務は8時30分~17時15分です。

配属部署によって3交替・変則2交替の勤務形態が異なるため、希望がある場合は配属前に確認するとよいでしょう。

求人情報

広島市立北部医療センター安佐市民病院の正規看護師は、地方独立行政法人広島市立病院機構が一括して採用しています。

採用後の勤務先は、広島市民病院、北部医療センター安佐市民病院、舟入市民病院、リハビリテーション病院などとなり、採用後に病院間で異動する場合があります。

そのため、「北部医療センター安佐市民病院だけに限定した正規職員採用」とは異なる点に注意が必要です。

現在、北部医療センター安佐市民病院単独の看護師募集は行われておらず、広島市立病院機構の看護職員採用ページでも新規募集情報は掲載されていません。

すでに看護師採用の内定者向け手続きが進んでいるため、これから正規職員への応募を希望する方は、次回の広島市立病院機構看護師採用試験を確認するとよいでしょう。

看護学生や看護師を対象とした病院説明会やインターンシップも実施されており、応募前に実際の看護現場を確認する機会があります。

教育・キャリア支援

広島市立北部医療センター安佐市民病院では、新人から管理職まで段階的に成長できる教育体制が整っています。

新人看護師には、新人看護職員研修ガイドラインに沿った教育プログラムが用意されています。

プリセプター制度を導入しており、一人の新人看護師に対して先輩看護師が支援し、臨床現場への適応や看護実践をサポートします。

新人研修では、部署で必要となる看護技術や看護過程などを段階的に学びます。

また、eラーニングも導入されており、勤務場所や時間にかかわらず学習できる環境があります。

その後はキャリアラダーを活用し、レベルⅠ~Ⅴまで段階的に看護実践能力を高めていきます。

さらに看護管理者を育成するマネジメントラダーも設けられています。

院内では認定看護師や特定行為研修修了看護師も活躍しており、高度急性期・救急・がん看護などの専門性を高めたい方にも適した環境です。

広島市立安佐市民病院はこんな看護師におすすめ

広島市立北部医療センター安佐市民病院は、高度急性期・救急医療に携わりながら長期的なキャリアを築きたい看護師におすすめです。

特に、次のような方に向いています。

  • 高度急性期看護を経験したい方
  • 救命救急に携わりたい方
  • ICUなど重症患者の看護を学びたい方
  • がん看護に興味がある方
  • 災害医療に携わりたい方
  • ドクターヘリ搬送患者の看護を経験したい方
  • 新人教育が充実した病院を希望する方
  • プリセプター制度のある病院を探している方
  • キャリアラダーを活用して成長したい方
  • 経験を給与に反映してもらいたい方
  • 長期的な年収アップを重視する方
  • 夜間保育を利用しながら働きたい方
  • 広島市北部の地域医療に貢献したい方

地域救命救急センターやICUを備えているため、特に救急・重症患者看護の実践力を高めたい方に向いています。

広島県の看護師給料ランキングとの比較

広島市立北部医療センター安佐市民病院では、新卒大学卒看護師の初任給は約28万9,400円です。

準夜勤4回・深夜勤4回を行った場合は夜勤手当2万9,600円が加算され、月給は約31万9,000円となります。

短大3年卒でも夜勤込みで約31万2,600円、短大2年卒では約30万6,100円です。

さらに賞与は年間4.65か月分の支給実績があります。

また、在職者の実例では採用時で年収約487万円、約10年目で約709万円という年収モデルも公表されています。

広島県内の病院と比較する際には、新卒時の月給だけでなく、賞与や昇給、経験を積んだ後の年収水準まで含めて確認するとよいでしょう。

院内保育室、育児短時間勤務、年間20日の年次有給休暇、夏期休暇などもあり、給与だけではなく長期的な働きやすさも含めて比較したい病院です。

まとめ

広島市立安佐市民病院は、現在「広島市立北部医療センター安佐市民病院」として、広島市北部から広島県北部までを支える地域の基幹病院です。

地域救命救急センターやICUを備え、高度急性期・救急・がん診療・災害医療など幅広い分野の看護を経験できます。

教育面ではプリセプター制度や新人研修、キャリアラダーを導入しており、新卒から経験者、管理職まで継続的に成長できる体制が整っています。

また、院内保育室や育児短時間勤務、充実した休暇制度など、ライフステージが変化しても働き続けるための環境が用意されています。

高度急性期・救命救急領域で看護実践力を高めたい方や、教育・子育て支援の整った環境で長期的なキャリアを築きたい方は、就職・転職先の候補として検討してみてはいかがでしょうか。