呉医療センターの看護師年収は高い?給与・賞与・求人情報を解説

呉医療センター・中国がんセンターは、広島県呉市にある独立行政法人国立病院機構が運営する高度急性期病院です。

一般病床645床に加えて精神科病床50床を備える大規模病院で、救命救急、がん診療、周産期医療、災害医療など幅広い役割を担っています。

看護師は国立病院機構の給与規程に基づいて給与が決定され、大学卒・3年課程卒・2年課程卒の学歴別基本給が設定されています。助産師の基本給も公表されており、経験者には職歴に応じた給与加算があります。

ここでは、呉医療センターの看護師の給与・年収・賞与・各種手当・福利厚生・求人情報について詳しく解説します。

呉医療センターとは

呉医療センター・中国がんセンターは、広島県呉市青山町にある国立病院機構の高度総合病院です。

一般病床645床と精神科病床50床、39診療科を備えています。

地域がん診療連携拠点病院、救命救急センター、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院などの機能を持ち、呉地域だけでなく広島県南部の高度急性期医療を支えています。

看護師は一般病棟だけでなく、救命救急、集中治療、手術室、がん診療、周産期など幅広い領域で経験を積むことができます。

基本情報

項目内容
病院名独立行政法人国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター
所在地広島県呉市青山町3番1号
運営独立行政法人国立病院機構
一般病床645床
精神科病床50床
診療科数39診療科
主な機能高度急性期、救命救急、がん診療、周産期、災害医療など
主な指定地域がん診療連携拠点病院、救命救急センター、災害拠点病院など
勤務形態2交替制・3交替制

国立病院機構の中でも規模の大きい病院の一つで、専門性の高い急性期看護を経験できる環境です。

呉医療センターの看護師年収は高い?

呉医療センターの看護師は、国立病院機構共通の給与規程に基づいて給与が決定されます。

看護師の新卒基本給は大学卒で24万円台、3年課程卒で23万円台、2年課程卒で22万円台です。

さらに夜勤を行う場合は夜間看護等手当と夜勤手当が加算されます。

賞与にあたる業績手当は年間で基本給等の4.2か月分が目安となっており、住居手当や通勤手当なども条件に応じて支給されます。

また、中途採用ではこれまでの看護師経験が基本給に反映されるため、新卒初任給だけでは実際の待遇を判断できません。

呉医療センターの給与

国立病院機構では、看護師・助産師の最新の初任給として以下の金額が公表されています。

区分基本給
看護師・大学卒241,500円程度
看護師・3年課程卒235,900円程度
看護師・2年課程卒227,700円程度
助産師243,000円程度

3年課程卒・2年課程卒には、保健師助産師看護師法に定める養成所の卒業者も含まれます。

上記は基本給であり、夜勤手当や住居手当、通勤手当などは含まれていません。

病棟で夜勤を行う場合は、勤務実績に応じて毎月の給与がさらに増えます。

経験者は、これまでの看護師経験や職歴を考慮して給与が決定されます。

国立病院機構では職歴に応じた基本給加算があるため、中途採用の看護師はこれまでの臨床経験が給与に反映されます。

経験年数による給与

呉医療センターでは、経験3年・5年・10年などの経験年数別給与について、現在の給与水準に対応した具体的なモデルは公表されていません。

以前の公式募集要項では経験年数に応じた給与モデルも掲載されていましたが、その後、国立病院機構の看護師基本給が改定されています。

そのため、古いモデル給与を現在の給与として掲載することは避けています。

経験者は、これまでの看護師経験や職歴を考慮して給与が決定されます。

採用後は年1回の昇給もあるため、勤続年数や職務経験に応じて基本給の上昇が期待できます。

中途採用を検討している方は、自身の看護師経験を反映した基本給を採用時に確認するとよいでしょう。

賞与・各種手当

呉医療センターの看護師には、国立病院機構の給与規程に基づいて各種手当が支給されます。

業績手当にあたる賞与は年2回で、基本給等の年間4.2か月分が目安です。

夜勤に関する手当は以下が目安となっています。

手当金額
2交替夜勤1回概ね11,000円
3交替夜勤1回概ね5,000円
専門看護師手当月5,000円
認定看護師手当月3,000円
診療看護師手当月60,000円
救急呼出等待機手当1回2,000円
派遣手当1日4,000円
住居手当月27,000円まで
通勤手当規程により支給

夜勤時は、夜間看護等手当に加えて深夜時間帯に対応した夜勤手当が支給されます。

そのため、同じ基本給でも日勤のみと病棟夜勤ありでは月収に差が出ます。

このほか、扶養手当や時間外勤務手当、特殊業務手当なども条件に応じて支給されます。

呉医療センターの看護師年収

呉医療センターでは、現在の基本給に対応した看護師の具体的なモデル年収は公表されていません。

看護師の年収は、基本給に加えて夜勤回数、業績手当、住居手当、通勤手当、時間外勤務などによって変わります。

また、中途採用の場合は職歴加算によって基本給そのものが異なります。

国立病院機構では業績手当として年間4.2か月分が目安となっていますが、各種手当の支給状況まで含めた年間収入には個人差があります。

そのため、現在の基本給から独自にモデル年収を算出することは避けています。

転職する場合は、自身の経験年数と希望する勤務部署、想定される夜勤回数をもとに具体的な給与条件を確認するとよいでしょう。

福利厚生

呉医療センターでは、国立病院機構の職員として充実した福利厚生制度を利用できます。

主な制度には以下があります。

  • 厚生労働省第二共済組合
  • 厚生年金
  • 雇用保険
  • 労災保険
  • 退職手当制度
  • 災害補償制度
  • 育児休業制度
  • 育児短時間勤務制度
  • 介護休業制度
  • 各種休暇制度
  • 住居手当
  • 通勤手当
  • 全国の国立病院機構病院への異動制度

国立病院機構は全国に多数の病院を運営しており、希望やライフスタイルに応じて病院間異動を検討できることも特徴です。

異動しても国立病院機構職員としてキャリアを継続できます。

子育て支援

国立病院機構では、育児と仕事を両立するための制度が整えられています。

育児休業だけでなく、育児短時間勤務や子どもの看護に対応する休暇など、ライフステージに合わせた働き方を選択できます。

交替勤務がある看護職にとって、出産後に勤務方法を調整できる制度があることは大きなポイントです。

利用できる制度や適用条件については、入職時に最新の内容を確認するとよいでしょう。

住宅支援

呉医療センターの看護師には、条件を満たした場合に住居手当が支給されます。

借家の場合は月2万7,000円が上限です。

遠方から呉市へ就職・転職して一人暮らしを始める場合には、住居費の負担を軽減できます。

住居手当の支給額は家賃などの条件によって異なるため、実際の支給額は採用時に確認しましょう。

休日・休暇

国立病院機構の常勤看護師は、4週155時間勤務で4週8休制です。

このほか、国民の祝日や年末年始の休日があります。

交替勤務で休日に勤務した場合は、代休または休日給の対象となります。

年次有給休暇のほか、結婚、出産、育児、介護などに対応した各種休暇制度も設けられています。

高度急性期病院のため病棟看護師は土日・祝日を含むシフト勤務となりますが、国立病院機構の制度に基づいた休暇制度が整備されています。

勤務時間

呉医療センターでは、病棟によって2交替制または3交替制勤務が行われています。

国立病院機構の常勤職員は4週155時間勤務となっており、病棟では日勤に加えて夜勤を担当します。

2交替の場合は長時間の夜勤、3交替の場合は準夜勤・深夜勤に分かれる勤務形態です。

具体的な始業・終業時刻は配属部署によって異なるため、応募時に希望部署の勤務時間を確認するとよいでしょう。

求人情報

呉医療センターでは、看護師・助産師の採用が行われています。

病院公式の採用情報では、次年度4月採用の看護職員募集が実施されていました。

看護師については、資格取得見込みの新卒者だけでなく、すでに看護師資格を持つ既卒者も応募できます。

直近の採用試験については第2回の選考が終了しているため、これから常勤看護師として応募したい場合は、追加募集や次回採用試験の情報を確認する必要があります。

一方、非常勤看護師については現在も募集情報が公開されています。

非常勤看護師は常勤職員とは別の給与規程が適用されるため、常勤看護師の初任給や賞与と混同しないよう注意しましょう。

また、ブランクがある看護師からの相談にも対応しており、急性期病院への復職を検討している方も相談できます。

教育・キャリア支援

呉医療センターでは、「一人ひとりを大切にできる、専門性の高い自律した看護師を育成する」ことを教育理念としています。

新人看護師については、部署だけでなく看護部全体で成長を支援する教育体制が整えられています。

新採用者研修では、看護技術だけでなくフィジカルアセスメント、医療安全、急変対応など、急性期病院で必要となる知識や技術を段階的に学びます。

また、一人ひとりがキャリアビジョンを考え、専門性を伸ばしていけるよう継続教育も行われています。

資格取得後は専門看護師・認定看護師のほか、診療看護師を目指すことも可能です。

専門看護師・認定看護師には資格に応じた手当も設けられており、専門性を高めながらキャリアアップしたい看護師に適した環境です。

呉医療センターはこんな看護師におすすめ

呉医療センターは、大規模な高度急性期病院で看護実践力と専門性を高めたい看護師におすすめです。

特に、次のような方に向いています。

  • 高度急性期看護を経験したい方
  • 救命救急に携わりたい方
  • がん看護に興味がある方
  • ICUなど重症患者の看護を経験したい方
  • 周産期医療に興味がある看護師・助産師
  • 大規模病院で幅広い診療科を経験したい方
  • 新人教育が充実した病院を希望する方
  • 専門看護師・認定看護師を目指したい方
  • 診療看護師を目指したい方
  • 看護師経験を給与に反映してもらいたい方
  • 国立病院機構で長期的なキャリアを築きたい方
  • 将来的に他の国立病院機構病院への異動も検討したい方

救命救急・がん・周産期・災害医療など多くの専門領域を持つため、急性期看護を中心にキャリアの選択肢を広げたい方に向いています。

広島県の看護師給料ランキングとの比較

呉医療センターでは、新卒看護師の基本給が大学卒24万円台、3年課程卒23万円台、2年課程卒22万円台となっています。

さらに病棟で夜勤を行う場合は、2交替で1回概ね1万1,000円、3交替で1回概ね5,000円の夜勤関連手当が加算されます。

また、業績手当は年間で基本給等の4.2か月分が目安です。

広島県内の病院と比較する際には、基本給だけでなく夜勤関連の手当、賞与、経験加算、住居手当なども含めて確認することが重要です。

国立病院機構では経験者に職歴加算があり、専門・認定看護師や診療看護師への手当も設定されています。

給与だけでなく、高度急性期医療で得られる経験や教育制度、全国の国立病院機構病院につながるキャリアの選択肢なども含めて比較するとよいでしょう。

まとめ

呉医療センター・中国がんセンターは、広島県呉市にある国立病院機構の大規模な高度急性期病院です。

救命救急、がん診療、周産期医療、災害医療など幅広い機能を持ち、看護師は多くの専門領域で経験を積むことができます。

教育面では新人研修から継続教育まで体系的な支援が行われており、専門看護師・認定看護師・診療看護師など専門性の高いキャリアを目指すこともできます。

また、育児・介護支援や住宅支援、病院間異動制度など、長期的にキャリアを継続するための制度も整えられています。

高度急性期・救命救急などの看護実践力を高めたい方や、国立病院機構の環境を活かして専門性の高いキャリアを築きたい方は、就職・転職先の候補として検討してみてはいかがでしょうか。