愛媛県立南宇和病院は、愛媛県南宇和郡愛南町にある県立病院です。
愛南圏域で総合的な診療機能を持つ中核病院として、365日24時間の救急医療を維持しながら、急性期から地域包括ケア、在宅医療まで幅広く対応しています。
正規看護師は愛媛県職員として採用され、愛媛県立病院共通の給与制度が適用されます。
基本給に救急病院看護業務手当が加算されるほか、夜勤を担当する場合は夜間勤務手当や夜間看護等手当も支給されます。
この記事では、愛媛県立南宇和病院で働く看護師の給与や賞与、各種手当、福利厚生、休日、勤務時間、求人情報について詳しく解説します。
愛媛県立南宇和病院とは
愛媛県立南宇和病院は、愛媛県南宇和郡愛南町城辺にある県立病院です。
病床数は120床で、このうち38床が地域包括ケア病床となっています。
内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科など幅広い診療科を設置しています。
愛南圏域の基幹病院として365日24時間の救急体制を維持しているだけでなく、訪問診療や退院後の自宅訪問などにも取り組んでおり、入院から地域生活まで継続して患者を支えています。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 病院名 | 愛媛県立南宇和病院 |
| 所在地 | 愛媛県南宇和郡愛南町城辺甲2433番地1 |
| 設置者 | 愛媛県 |
| 病床数 | 120床 |
| 地域包括ケア病床 | 38床 |
| 診療科 | 17診療科 |
| 主な役割 | 救急医療、急性期医療、地域包括ケア、在宅医療など |
| 看護方式 | 固定チームナーシング |
| 勤務形態 | 3交替勤務 |
| 看護師寮 | あり |
看護部では固定チームナーシングを採用しており、病棟だけでなく外来、手術室、人工透析など幅広い部署で看護師が活躍しています。
愛媛県立南宇和病院の看護師年収は高い?
愛媛県立南宇和病院の正規看護師は、愛媛県職員として県立病院共通の給与制度が適用されます。
初任給は学歴によって設定されており、全員に救急病院看護業務手当が加算されます。
さらに病棟などで夜勤を担当する場合は、夜間勤務手当と夜間看護等手当が支給されます。
住居手当や扶養手当、通勤手当なども条件に応じて加算されるため、実際の収入は勤務状況や生活状況によって異なります。
また、経験者は経験年数に応じた給与加算があるため、転職の場合はこれまでの看護師経験が給与に反映される可能性があります。
愛媛県立南宇和病院単独の具体的な年収モデルは公表されていないため、推測による年収額は掲載していません。
愛媛県立南宇和病院の給与
愛媛県立病院では、新卒看護師の給与が学歴別に設定されています。
| 学歴 | 基本給 | 救急病院看護業務手当 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 大学4年卒 | 272,478円 | 12,000円 | 284,478円 |
| 3年課程卒 | 268,554円 | 12,000円 | 280,554円 |
| 2年課程卒 | 265,033円 | 12,000円 | 277,033円 |
3年課程には、高校卒業後に入学する修業年限3年以上の看護師学校・養成所などの卒業者も含まれます。
2年課程についても、対象となる看護師学校・養成所の卒業者が含まれます。
上記は基本給と一律支給される救急病院看護業務手当を合わせた金額です。
夜勤、時間外勤務、住居、通勤、扶養などの条件に該当する場合は、さらに手当が加算されます。
また、看護師としての経験がある人は経験年数に応じて給与が加算されます。看護系大学院や保健師・助産師養成施設を卒業した場合も、修学区分に応じた加算があります。
賞与・各種手当
愛媛県立南宇和病院では、基本給に加えて各種手当が用意されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 賞与 | 年2回 |
| 賞与実績 | 年間4.65ヶ月分 |
| 昇給 | 年1回 |
| 救急病院看護業務手当 | 月12,000円 |
| 夜間勤務手当 | 深夜時間帯の勤務に対して1時間当たり給与額の25% |
| 夜間看護等手当 | 1回2,150円~3,550円 |
| 深夜を含む勤務の夜間看護等手当 | 1回7,300円 |
| 住居手当 | 月額最大27,000円 |
| 扶養手当 | 配偶者・子など条件に応じて支給 |
| 通勤手当 | 通勤方法・距離に応じて支給 |
| 時間外勤務手当 | 勤務実績に応じて支給 |
| 退職手当 | あり |
賞与にあたる期末・勤勉手当は年2回支給され、支給割合は年間4.65ヶ月分です。
夜間看護等手当は勤務時間に応じて支給され、勤務の全部が深夜を含む場合は1回7,300円となります。
また、月9回目以降の夜間看護等手当は単価が倍額となる制度があります。
夜勤を担当する看護師には夜間看護等手当に加えて夜間勤務手当も支給されるため、病棟勤務では夜勤回数によって毎月の総支給額が変わります。
福利厚生
愛媛県立南宇和病院の正規看護師は愛媛県職員となり、県職員共通の福利厚生制度を利用できます。
主な福利厚生は以下の通りです。
・地方職員共済組合
・地方公務員災害補償基金
・退職手当制度
・看護師寮
・住居手当
・扶養手当
・通勤手当
・育児休業制度
・育児短時間勤務制度
・介護休暇
・各種特別休暇
・ユニフォーム貸与
・看護靴支給
・愛媛県職員互助会
・カフェテリアプラン
・スポーツジム利用助成
愛媛県職員互助会では、旅行やコンサート、整体などに利用できるカフェテリアプランやスポーツジムの利用助成などがあります。
公的病院ならではの福利厚生を利用しながら長期的に働けることは、愛媛県立南宇和病院の特徴です。
格安の看護師寮を利用できる
愛媛県立南宇和病院には、病院敷地外に看護師寮があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 間取り | 1K |
| 広さ | 約19㎡ |
| 家賃 | 月4,430円または5,930円 |
| 共益費 | 月2,000円 |
| 駐車場 | 月700円 |
| 設備 | エアコン付きの部屋あり |
| 戸数 | 36戸 |
共益費には共用部分の電気・水道代が含まれていますが、各部屋の電気・ガスなどは個人契約となります。
家賃は1万円を大きく下回る設定となっているため、就職を機に一人暮らしを始める看護師や、愛南町外から転職する人にとって住居費を抑えやすい制度です。
住宅費まで含めて就職先を比較したい看護師にとって、大きなメリットといえるでしょう。
休日・休暇
愛媛県立南宇和病院では、愛媛県職員として各種休暇制度を利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年次有給休暇 | 年20日 |
| 夏季休暇 | 最大5日 |
| 結婚休暇 | 5日 |
| 産前休暇 | 原則8週間 |
| 産後休暇 | 8週間 |
| 子の看護等休暇 | 年5日、子が2人以上の場合は年10日 |
| 育児休業 | あり |
| 育児短時間勤務 | あり |
| 介護休暇 | あり |
| その他特別休暇 | あり |
年次有給休暇は年20日で、未使用分については一定の範囲で翌年へ繰り越すことができます。
また、夏季休暇や結婚休暇、子の看護等休暇などもあり、育児や介護などライフステージの変化に対応する制度が整っています。
勤務時間
愛媛県立南宇和病院の看護部では、3交替勤務を採用しています。
県立病院共通の基本的な勤務時間は以下の通りです。
| 勤務 | 勤務時間 |
|---|---|
| 日勤 | 8:30~17:15 |
| 準夜勤 | 16:30~翌1:15 |
| 深夜勤 | 0:30~9:15 |
1週間当たりの勤務時間は38時間45分で、原則として3交替制です。
配属される部署によって勤務時間や勤務形態が異なる場合があるため、応募時には希望部署の勤務条件を確認しておくとよいでしょう。
求人情報
愛媛県立南宇和病院の正規看護師は、愛媛県立病院の看護師採用試験を通じて採用されます。
新卒だけでなく、すでに看護師免許を持つ既卒・経験者も採用対象となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職種 | 看護師 |
| 雇用形態 | 正規職員 |
| 身分 | 愛媛県職員 |
| 主な勤務 | 病棟、外来、手術室、透析など |
| 勤務形態 | 3交替制 |
| 賞与 | 年2回 |
| 昇給 | 年1回 |
| 退職手当 | あり |
| 看護師寮 | あり |
愛媛県立病院では、南宇和病院を勤務先として採用する枠も設けられています。
愛南町や南予地域で働きたい人にとって、県立病院の待遇を受けながら地域医療に携われる選択肢となります。
なお、正規職員とは別に会計年度任用職員が募集される場合があります。
会計年度任用職員は給与体系や雇用条件が正規職員とは異なるため、求人を確認するときは雇用形態を混同しないことが大切です。
365日24時間の救急医療を支える
愛媛県立南宇和病院は、愛南圏域の基幹病院として365日24時間の救急体制を維持しています。
地域内で総合的な診療機能を持つ病院として、緊急性の高い患者にも対応しています。
大規模な高度急性期病院とは異なり、地域住民に身近な医療機関として救急から入院、退院後の生活まで継続的に患者と関われることが特徴です。
地域に密着した救急看護を経験したい人にも適した環境といえるでしょう。
急性期から地域包括ケアまで経験できる
愛媛県立南宇和病院は120床のうち38床を地域包括ケア病床として運用しています。
地域包括ケア病床では、急性期治療を終えた患者の在宅復帰に向けて、リハビリテーションや退院支援などを行います。
看護師は入院中の治療だけを見るのではなく、退院後に患者がどこでどのように生活するのかまで考えながら支援することが求められます。
急性期看護と退院支援の両方を経験したい人に向いている病院です。
在宅までつながる継続看護に取り組んでいる
愛媛県立南宇和病院の特徴のひとつが、地域までつながる継続看護です。
看護部では、退院後に必要に応じて自宅を訪問したり、外来受診時に患者の生活状況を確認して生活指導を行ったりしています。
入院中だけで患者との関係が終わるのではなく、退院後も地域でその人らしい生活を続けられるよう支援することを重視しています。
訪問診療にも取り組んでおり、病院・福祉・介護・行政などが連携した地域包括ケアを実践しています。
地域医療や在宅支援に興味がある看護師にとって、幅広い経験を積める環境です。
高齢者看護を幅広く経験できる
愛媛県立南宇和病院が位置する愛南圏域は高齢化が進んでおり、看護部でも高齢患者が地域で生活を続けられるよう支援することを重視しています。
高齢患者の場合、病気の治療だけでなく、ADLの維持、服薬管理、栄養、認知機能、家族支援、介護サービスとの連携など複数の課題を抱えるケースがあります。
そのため、疾患だけを見るのではなく患者の暮らし全体を考えた看護を経験できます。
高齢者看護や地域包括ケアに興味がある人にとって、実践力を高めやすい病院です。
固定チームナーシングを採用
愛媛県立南宇和病院の看護部では、固定チームナーシングを採用しています。
固定されたチームで患者を担当し、看護師同士が情報を共有しながら継続的な看護を提供する方式です。
患者の入院中だけでなく退院後の生活まで見据えた支援を重視しているため、多職種との連携も重要になります。
新人や経験の浅い看護師もチームの中で相談しながら看護を実践できるため、地域医療を学びながら成長しやすい環境です。
新人看護師を職場全体で育てる教育体制
愛媛県立病院では、新人看護師が配属される部署に教育担当者、実地指導者、相談役となるエルダーを配置しています。
特定の先輩一人だけに新人教育を任せるのではなく、職場全体で新人を育成する体制が整えられています。
初めて病院で勤務する新卒看護師にとって、困ったときに相談できる人が複数いることは安心につながります。
県立病院共通の教育体制の中で、基礎から段階的に看護実践能力を高めていけることも特徴です。
愛媛県立南宇和病院はこんな看護師におすすめ
愛媛県立南宇和病院は、次のような看護師におすすめです。
・愛南町や南予地域で働きたい人
・県立病院の正規看護師として働きたい人
・地方公務員として長期的に勤務したい人
・地域医療に深く関わりたい人
・救急看護を経験したい人
・急性期から地域包括ケアまで経験したい人
・退院支援に興味がある人
・在宅医療や継続看護を学びたい人
・高齢者看護に携わりたい人
・患者の生活まで見据えた看護をしたい人
・経験年数を給与に反映してもらいたい人
・福利厚生を重視したい人
・看護師寮を利用して住居費を抑えたい人
・教育体制が整った病院で働きたい人
特に、大規模な高度急性期病院よりも、地域住民に近い立場で救急から退院・在宅まで幅広く患者を支えたい看護師に向いています。
愛媛県の看護師給料ランキングとの比較
愛媛県立南宇和病院の看護師給与を愛媛県内の病院と比較するときは、基本給だけでなく救急病院看護業務手当や夜勤関連手当、賞与を含めて確認することが重要です。
愛媛県立病院では学歴別の初任給が明確に設定されており、経験者については経験年数に応じて給与が加算されます。
さらに、夜勤を担当すると夜間勤務手当と夜間看護等手当が加算され、住居手当や扶養手当なども対象者に支給されます。
給与以外では、低額で利用できる看護師寮や年次有給休暇、夏季休暇、育児・介護関連制度なども特徴です。
愛媛県の看護師給料ランキングで比較する際は、毎月の給与だけでなく、賞与、夜勤手当、昇給、住居費、休日、福利厚生まで含めて総合的に判断するとよいでしょう。
まとめ
愛媛県立南宇和病院は、愛媛県南宇和郡愛南町にある地域密着型の県立病院です。
愛南圏域の中核病院として24時間の救急医療を維持しながら、急性期医療、地域包括ケア、訪問診療など幅広い役割を担っています。
看護部では固定チームナーシングを採用し、入院患者への看護だけでなく、退院後の自宅訪問や外来での生活支援など継続看護にも力を入れています。
また、県立病院共通の教育体制や福利厚生に加え、看護師寮など生活面を支える制度も利用できます。
地域医療に深く関わりたい人や、急性期から在宅まで患者の生活を継続して支えたい人、公的病院の安定した環境で長く働きたい看護師にとって検討したい病院のひとつです。

