市立宇和島病院は、愛媛県宇和島市にある公立病院です。
南予地域の中核病院として高度急性期・急性期医療を担い、南予救命救急センターを併設しています。
救急医療だけでなく、がん医療、周産期医療、災害医療など幅広い分野で地域医療を支えていることが特徴です。
正規看護師は宇和島市病院局の職員として採用され、学歴や経験に応じた給料に処遇改善手当や特殊勤務手当、夜勤関連手当などが加算されます。
この記事では、市立宇和島病院で働く看護師の給与や賞与、夜勤手当、福利厚生、休日、勤務時間、求人情報について詳しく解説します。
市立宇和島病院とは
市立宇和島病院は、愛媛県宇和島市御殿町にある公立の急性期病院です。
一般病床389床、結核病床5床、感染症病床4床の計398床を有しています。
一般病床にはICU4床、CCU2床、HCU14床が含まれ、さらに20床の南予救命救急センターを併設しています。
診療科は35科あり、内科系から外科系、小児科、産婦人科、救急・集中治療領域まで幅広い診療に対応しています。
また、災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センターなどの役割も担っています。
南予地域だけでなく、高知県の一部を含む四国西南地域の急性期医療を支える重要な病院です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 病院名 | 市立宇和島病院 |
| 所在地 | 愛媛県宇和島市御殿町1番1号 |
| 開設者 | 宇和島市 |
| 運営 | 宇和島市病院局 |
| 病床数 | 398床 |
| 一般病床 | 389床 |
| 結核病床 | 5床 |
| 感染症病床 | 4床 |
| 救命救急センター | 20床 |
| ICU | 4床 |
| CCU | 2床 |
| HCU | 14床 |
| 診療科 | 35科 |
| 一般病棟看護配置 | 10対1 |
| ICU看護配置 | 2対1 |
| HCU看護配置 | 4対1 |
| 看護方式 | 固定チームナーシング |
| 勤務体制 | 2交替制を中心に一部準夜勤務あり |
| 院内保育所 | あり |
市立宇和島病院では一般病棟だけでなく、救命救急センターやICU・CCU・HCUなどでも看護師が活躍しています。
市立宇和島病院の看護師年収は高い?
市立宇和島病院の正規看護師は、宇和島市病院局の職員として給与が決定されます。
新卒者については4年制課程、3年制課程、2年制課程ごとに給与が設定されており、処遇改善手当も含まれています。
さらに、夜勤を担当する看護師には特殊勤務手当や夜間看護等手当などが加算されます。
扶養手当や住居手当、通勤手当なども対象者に支給されるため、実際の給与は夜勤回数や生活状況によって変わります。
また、年1回の昇給制度があり、免許取得後の職歴も初任給に反映されるため、経験者はこれまでのキャリアを考慮した給与設定となります。
市立宇和島病院単独の標準的な看護師年収モデルは公表されていないため、推測による年収額は掲載していません。
市立宇和島病院の給与
宇和島市病院局では、新卒看護師の給与を学歴別に公表しています。
| 学歴 | 給料月額 |
|---|---|
| 4年制課程卒 | 279,100円~298,100円 |
| 3年制課程卒 | 275,200円~294,200円 |
| 2年制課程卒 | 269,000円~288,000円 |
上記には処遇改善手当が含まれています。
4年制課程卒では27万円台後半、3年制課程卒では27万円台半ば、2年制課程卒でも26万円台後半からの給与設定です。
さらに、扶養手当や住居手当、通勤手当、特殊勤務手当などが対象者に加算されます。
看護師として勤務した経験がある場合は、免許取得後の職歴などを考慮して初任給が決定されます。
そのため、中途採用では新卒と同じ給与からスタートするとは限りません。
賞与・各種手当
市立宇和島病院の正規看護師には、給料に加えて勤務内容や生活状況に応じた各種手当が支給されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 賞与 | 期末・勤勉手当 |
| 昇給 | 年1回 |
| 処遇改善手当 | 給与に含む |
| 特殊勤務手当 | 対象業務に応じて支給 |
| 夜間看護等手当 | 夜勤時間などに応じて支給 |
| 時間外勤務手当 | 勤務実績に応じて支給 |
| 扶養手当 | 支給要件に応じて支給 |
| 住居手当 | 支給要件に応じて支給 |
| 通勤手当 | 支給要件に応じて支給 |
宇和島市病院局の給与制度では、基本となる給料のほか、扶養手当、住居手当、通勤手当、期末・勤勉手当、特殊勤務手当などが支給されます。
夜勤を担当する病棟看護師では、夜間勤務に対する手当も加算されるため、日勤のみの場合と比べて月々の支給額が高くなります。
給与を比較するときは、給料月額だけでなく、夜勤関連の手当や賞与を含めて確認することが重要です。
福利厚生
市立宇和島病院では、宇和島市病院局の職員として充実した福利厚生制度を利用できます。
主な制度は以下の通りです。
・各種社会保険・共済制度
・退職手当制度
・住宅貸与制度
・院内保育所
・育児休業制度
・育児短時間勤務
・介護休暇
・子の看護休暇
・夏季休暇
・結婚休暇
・療養休暇
・各種給付金制度
・人間ドック利用助成
・予防接種補助
特に、住宅貸与制度と院内保育所が用意されている点は、転居を伴う就職や子育てとの両立を考えている看護師にとってメリットです。
月1万円で利用できる住宅貸与制度
宇和島市病院局には、採用後一定期間の単身職員を対象とした住宅貸与制度があります。
病院局が借り上げた住宅を、職員は月額10,000円の自己負担で利用できます。
対象となる住宅は月額5万円程度の物件で、申込金・敷金・礼金についても病院局が負担します。
光熱水費や上下水道料金などは自己負担ですが、一般的に賃貸住宅を契約する場合と比べて住居費を大きく抑えられる可能性があります。
就職を機に一人暮らしを始める新卒看護師や、宇和島市外から転職する看護師にとって注目したい制度です。
院内保育所「さくら保育園」を利用できる
市立宇和島病院には院内保育所「さくら保育園」があります。
生後3か月から未就学児まで、病院に勤務する職員の子どもを対象としています。
また、育児休業は男女ともに取得でき、育児短時間勤務制度も用意されています。
復職後は子どもが就学するまで短時間勤務を利用できるほか、育児中の夜勤や時間外勤務の免除を申請できる制度もあります。
出産後も看護師として働き続けたい人にとって、仕事と子育てを両立するための制度が整っています。
休日・休暇
市立宇和島病院では、公立病院ならではのさまざまな休暇制度が用意されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年次有給休暇 | あり |
| 夏季休暇 | あり |
| 結婚休暇 | あり |
| 療養休暇 | あり |
| 産前産後休暇 | あり |
| 育児休業 | あり |
| 子の看護休暇 | あり |
| 介護休暇 | あり |
| 忌引休暇 | あり |
年次有給休暇に加えて、夏季休暇や結婚休暇、療養休暇、子の看護休暇などが利用できます。
病棟看護師は土日祝日を含む交替勤務となるため、実際の休日は勤務予定表によって決まります。
育児・介護などライフステージの変化に対応する制度が充実していることも特徴です。
勤務時間
市立宇和島病院の病棟では、2交替制を中心とした勤務体制が採用されています。
| 勤務 | 勤務時間 |
|---|---|
| 日勤 | 8:30~17:15 |
| 夜勤 | 16:30~翌9:00 |
| 準夜勤務 | 16:30~翌1:15 |
病棟は2交替制を基本とし、一部で準夜勤務があります。
また、手術室・放射線科・内視鏡室ではオンコール制が採用されています。
部署によって勤務形態が異なるため、転職する場合は希望する部署の夜勤・オンコール体制を確認しておくとよいでしょう。
求人情報
市立宇和島病院の正規看護師は、宇和島市病院局の職員採用を通じて採用されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職種 | 看護師 |
| 雇用形態 | 正規職員 |
| 採用主体 | 宇和島市病院局 |
| 主な勤務 | 病棟・外来・救命救急・手術室など |
| 勤務形態 | 2交替・3交替など |
| 昇給 | 年1回 |
| 賞与 | 期末・勤勉手当 |
| 住宅貸与制度 | あり |
| 院内保育所 | あり |
| 育児支援制度 | あり |
新卒者だけでなく、看護師免許を取得している経験者も採用対象となります。
宇和島市病院局では、市立宇和島病院のほか、宇和島市立吉田病院、宇和島市立津島病院などを運営しています。
正規職員は病院局として採用されるため、市立宇和島病院以外の病院局施設へ異動する可能性がある点は確認しておきたいポイントです。
また、正規職員とは別に会計年度任用職員の看護師募集もあります。
会計年度任用職員は正規職員とは給与・賞与・雇用条件が異なるため、求人を比較するときは混同しないよう注意しましょう。
南予救命救急センターで救急看護を経験できる
市立宇和島病院の大きな特徴が、南予救命救急センターを併設していることです。
救命救急センターには20床があり、重症救急患者を受け入れています。
さらにICU4床、CCU2床、HCU14床を備えており、一般病棟よりも高度な観察・管理を必要とする患者への看護を経験できます。
救急搬送された重症患者や急変患者などへの対応を通して、救急看護や集中治療看護の実践力を身につけたい人に適した環境です。
がん看護を幅広く経験できる
市立宇和島病院は地域がん診療連携拠点病院として、南予地域のがん医療でも重要な役割を担っています。
手術、薬物療法、放射線治療などを受ける患者への看護に加えて、症状緩和や療養支援、退院支援など幅広いがん看護に携わる機会があります。
高度急性期・急性期病院でがん治療に関わりながら、がん患者や家族を継続して支える看護について学びたい人にも向いています。
周産期・新生児医療にも携われる
市立宇和島病院は地域周産期母子医療センターとして、南予地域の周産期医療を支えています。
産婦人科と小児科を備えており、妊娠・出産から新生児期まで専門的な医療を提供しています。
周産期医療や新生児看護に興味がある看護師にとっても、専門的な経験を積める病院です。
災害拠点病院で災害看護を学べる
市立宇和島病院は災害拠点病院としての役割も担っています。
南予地域で大規模災害が発生した場合には、多数の傷病者を受け入れる地域医療の拠点となります。
看護部の研修にも災害看護が取り入れられており、日常の急性期看護だけでなく災害時に必要となる知識や対応について学べる環境です。
救急看護とあわせて災害医療にも興味がある看護師にとって、経験を広げられる職場といえるでしょう。
新人看護師の教育体制が充実
市立宇和島病院では、看護師のレベルに応じた段階的な教育制度を設けています。
固定チームナーシング・ラダーを導入し、1年目から目標を設定しながら専門知識や看護技術を段階的に身につけていきます。
新人看護師にはプリセプターがつき、OJTを通して日々の看護実践を支援します。
プリセプターだけに新人教育を任せるのではなく、固定チームのメンバー全体で新人を育てる方針が採用されていることも特徴です。
集合研修と病棟での実践を組み合わせながら成長できるため、新卒から高度急性期病院で働きたい人にも適した教育環境です。
院内・院外研修でキャリアアップできる
新人教育後も継続的な研修制度が用意されています。
院内ではラダー別教育や認定看護師を活用した研修が行われ、オンライン学習システムを利用した自己学習も可能です。
院外では愛媛県看護協会が実施する研修や、全国各地で開催される専門分野の学会・セミナーなどに参加できます。
また、看護研究にも取り組んでおり、院内での研究発表だけでなく外部学会で発表する機会もあります。
日々の看護実践だけでなく、専門性や研究能力を高めたい看護師にも向いています。
市立宇和島病院はこんな看護師におすすめ
市立宇和島病院は、次のような看護師におすすめです。
・宇和島市や南予地域で働きたい人
・公立病院の正規看護師として働きたい人
・高度急性期・急性期看護を経験したい人
・救命救急センターで働きたい人
・ICU・CCU・HCUで重症患者看護を学びたい人
・救急看護を専門的に経験したい人
・がん看護に携わりたい人
・周産期・新生児医療に興味がある人
・災害看護を学びたい人
・教育体制が整った病院で成長したい人
・経験を給与に反映してもらいたい人
・住宅費を抑えて一人暮らしをしたい人
・院内保育所のある病院を探している人
・育児と看護師の仕事を両立したい人
特に、南予地域の中核病院で救急・集中治療を中心とした高度な急性期看護を経験したい人に向いています。
愛媛県の看護師給料ランキングとの比較
市立宇和島病院の看護師給与を愛媛県内の病院と比較するときは、基本となる給料だけでなく処遇改善手当や夜勤関連の手当、賞与まで含めて確認することが大切です。
市立宇和島病院では、新卒看護師でも学歴別に明確な給与設定があり、免許取得後の職歴についても初任給に反映されます。
さらに、扶養手当や住居手当、通勤手当、特殊勤務手当なども対象者に支給されます。
給与以外では、月1万円の自己負担で利用できる住宅貸与制度や院内保育所、育児短時間勤務などの福利厚生も特徴です。
愛媛県の看護師給料ランキングで比較する際は、毎月の給与だけではなく、賞与・昇給・各種手当・住宅支援・子育て支援などを含めて総合的に判断するとよいでしょう。
まとめ
市立宇和島病院は、愛媛県宇和島市にある南予地域を代表する公立の急性期病院です。
南予救命救急センターを併設し、一般病棟だけでなくICU・CCU・HCUを備えているため、救急・集中治療を含む幅広い急性期看護を経験できます。
また、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院など複数の役割を担っており、専門性を高められる領域が多いことも特徴です。
看護師の教育では固定チームナーシング・ラダーやプリセプター制度を取り入れ、新人から経験者まで継続的に成長できる環境が整っています。
公立病院で長期的なキャリアを築きたい人や、救急・集中治療を中心に専門性の高い看護を経験したい人にとって、検討したい病院のひとつといえるでしょう。

