県立大島病院は、鹿児島県奄美市にある鹿児島県立の病院です。
奄美群島の中核病院として、一般診療に加えて救命救急、ドクターヘリ、周産期、小児、がん、透析、離島医療など幅広い役割を担っています。
奄美地域で高度急性期医療を経験できる環境があり、救急・集中治療から周産期、がん看護、地域連携まで幅広いキャリアを形成できます。
県立大島病院とは
県立大島病院は、奄美市名瀬真名津町にある鹿児島県立の総合病院です。
奄美群島の中核的な医療機関として、地域では対応が難しい重症患者の診療にも対応しています。
救命救急センターを設置し、一次救急から三次救急まで24時間365日受け入れているほか、奄美ドクターヘリの基地病院として離島からの患者搬送にも対応しています。
一般的な急性期医療だけでなく、救命救急、集中治療、周産期、小児、がん、透析、手術など専門性の高い看護を経験できることが特徴です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 病院名 | 鹿児島県立大島病院 |
| 運営 | 鹿児島県県立病院局 |
| 所在地 | 鹿児島県奄美市名瀬真名津町18番1号 |
| 病院機能 | 急性期・高度急性期医療 |
| 救命救急センター | あり |
| ICU | 4床 |
| HCU | 6床 |
| 救急医療 | 24時間365日対応 |
| ドクターヘリ | 基地病院 |
| 手術室 | 6室 |
| 透析室 | 10床 |
| 看護基準 | 10対1 |
| 看護方式 | 固定チームナーシング |
| 勤務体制 | 変則2交替制・一部変則3交替制 |
| 教育施設 | 臨床研修センターあり |
救命救急センターでは、奄美群島からのヘリ搬送や洋上救急にも対応しています。
県立大島病院の給与
県立大島病院の看護師は、鹿児島県県立病院局の給与制度に基づいて給与が決定されます。
現在確認できる採用時の基本給は次のとおりです。
| 区分 | 基本給 |
|---|---|
| 看護師・大学卒 | 月254,400円 |
| 看護師・3年課程卒 | 月250,700円 |
| 看護師・2年課程卒 | 月241,800円 |
| 助産師・大学卒 | 月256,700円 |
| 准看護師 | 月208,800円 |
採用時の給与は学歴や資格だけでなく、これまでの職務経験などによって変わる場合があります。
経験者は、これまでの看護師経験や職歴を考慮して給与が決定されます。
県立大島病院の看護師年収は?
県立大島病院では、すべての看護師に共通する一律の年収は設定されていません。
実際の年収は、基本給のほか、経験年数、夜間勤務の回数、住居、扶養状況、通勤、時間外勤務などによって変わります。
県立病院局の職員として給与制度が定められており、経験者の場合はこれまでの職務経験などが給与決定に反映されます。
病棟や救命救急センターなどで夜間勤務を担当する場合には、勤務実績に応じた手当も加算されます。
そのため、鹿児島県内の病院と年収を比較する場合は、基本給だけでなく、賞与や夜間勤務、各種手当を含めた年間待遇を確認することが大切です。
賞与・各種手当
県立大島病院では、基本給とは別に勤務条件や生活状況に応じた各種手当が設けられています。
主な手当には以下があります。
- 医療業務従事手当
- 夜勤手当
- 夜間看護等手当
- 住居手当
- 扶養手当
- 通勤手当
- 時間外勤務手当
- 特殊勤務手当
夜間看護等手当は、深夜勤務の時間などに応じて支給されます。
県立病院局の職員には期末・勤勉手当も支給されます。
実際の支給額は勤務形態、経験年数、住居、扶養状況などによって異なるため、応募時には自分の条件に合わせて確認することが重要です。
教育体制・福利厚生
県立大島病院では、新人から経験者まで継続的に成長できる教育体制を整えています。
看護部では看護実践能力を段階的に高める継続教育を行い、それぞれのキャリアに応じた成長を支援しています。
院内には臨床研修センターが設置されています。
臨床研修センターには研修ホールやシミュレーション研修などに利用できる設備があり、看護師を含む医療従事者の学習・研修・訓練に活用されています。
また、専門性の高い看護師も多数活動しています。
主な専門分野には以下があります。
- 透析看護
- がん薬物療法看護
- 感染管理
- 緩和ケア
- 皮膚・排泄ケア
- 摂食・嚥下障害看護
- 術中麻酔管理
- 助産
- フライトナース
専門性を高めながらキャリアを形成したい看護師にも学習機会があります。
救命救急看護
県立大島病院の大きな特徴が救命救急センターです。
救命救急センターでは24時間365日、一次救急から三次救急まで受け入れています。
心疾患、脳血管疾患、小児・周産期疾患、急性腹症、高エネルギー外傷など、さまざまな重症患者に対応しています。
看護師は患者の状態を迅速に把握し、医師や多職種と連携しながら救命処置や治療を支援します。
救急看護や重症患者看護について専門性を高めたい看護師にとって、多様な経験を積める環境です。
ICU・HCUでの看護
救命救急センターにはICU4床とHCU6床があります。
重症患者や高度な全身管理が必要な患者を受け入れています。
看護師には患者のわずかな状態変化を把握する観察力や、緊急時に対応する判断力が求められます。
人工呼吸器などを使用する患者や、救急搬送された重症患者への集中治療看護について経験を積むことができます。
ドクターヘリ・フライトナース
県立大島病院は奄美ドクターヘリの基地病院です。
奄美大島だけでなく、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島など奄美群島の救急医療を支えています。
看護部には院内で育成されたフライトナースが複数在籍しています。
フライトナースは医師とともに現場へ向かい、病院到着前から患者の状態を把握して必要な医療を提供します。
救急看護の経験を積んだ後、フライトナースを目指すキャリアもあります。
循環器看護
県立大島病院では循環器疾患の診療にも対応しています。
心疾患の救急患者も救命救急センターで受け入れており、心臓カテーテル検査・治療などにも対応しています。
看護師は血圧、脈拍、心電図などを確認しながら患者の状態変化を早期に把握します。
循環器疾患の急性期から重症期まで専門的な看護を経験できます。
脳神経看護
脳神経内科や脳神経外科があり、脳血管疾患などの患者に対応しています。
脳神経疾患では、意識状態、運動機能、言語機能などの変化を細かく観察する必要があります。
救急搬送される患者にも対応しているため、脳卒中など緊急性の高い患者への急性期看護を経験できます。
周術期・手術室看護
県立大島病院には6室の手術室があります。
外科、呼吸器外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、泌尿器科、皮膚科、眼科、歯科口腔外科、循環器内科など幅広い診療領域に対応しています。
夜間や休日の緊急手術にもオンコール体制で対応しています。
看護師は患者の安全を確保しながら、手術前から手術後まで継続した周術期看護を提供します。
がん看護・薬物療法
県立大島病院では、がん患者への診療にも力を入れています。
外来には化学療法室が設置されており、外来で薬物療法を受ける患者にも対応しています。
がん薬物療法看護認定看護師も複数在籍しています。
看護師は治療中の患者の状態や副作用を観察するとともに、患者が安心して治療を続けられるよう支援します。
緩和ケア
緩和ケア認定看護師も活動しています。
がんなどの疾患を持つ患者に対し、痛みやその他の身体症状だけでなく、心理的・社会的な苦痛にも配慮した支援を行います。
病棟や外来のスタッフと専門性の高い看護師が連携しながら、患者や家族を支援しています。
透析看護
県立大島病院には10床の透析室があります。
医師、看護師、臨床工学技士、管理栄養士などが連携しながら透析治療を提供しています。
透析看護認定看護師も在籍しており、腎疾患や透析について専門的な知識・技術を学べる環境があります。
急性血液浄化など、高度急性期病院ならではの治療に関わる機会もあります。
周産期・助産師看護
県立大島病院には産婦人科があり、助産師も勤務しています。
奄美群島の周産期医療を支える病院として、妊娠・出産から産後まで母子を支援しています。
助産師は妊産婦の状態観察や分娩介助、産後の母体管理、授乳・育児支援などに携わります。
アドバンス助産師も在籍しており、専門的な助産実践を学べる環境があります。
小児看護
県立大島病院には小児科があります。
小児看護では、子どもの年齢や発達段階に合わせて状態を観察し、安全に検査や治療を受けられるよう支援します。
子ども本人だけでなく、保護者への説明や心理的な支援も重要です。
周産期医療や救急医療とも連携しながら、奄美地域の子どもたちの医療を支えています。
感染症看護
県立大島病院には感染症病床や結核病床があります。
感染症患者への看護では、患者の状態管理だけでなく、院内感染を防ぐための感染対策も重要になります。
感染管理認定看護師も在籍しており、専門的な感染管理について学べる環境があります。
一般的な急性期病院とは異なる感染症看護を経験できることも特徴です。
離島医療
県立大島病院は、奄美群島の離島医療を支える重要な役割を担っています。
奄美大島だけでなく周辺離島から救急患者を受け入れ、ドクターヘリなどを活用して必要な医療につなげています。
一方、県立大島病院で対応できない高度な治療が必要な場合には、鹿児島本土などへの搬送にも対応します。
限られた地域医療資源の中で多職種が連携する離島医療を経験できます。
認定看護師・特定看護師
県立大島病院では、多くの認定看護師や特定看護師が活動しています。
透析看護、がん薬物療法看護、感染管理、緩和ケア、皮膚・排泄ケア、摂食・嚥下障害看護など複数の専門領域があります。
特定看護師やフライトナースも活動しており、一般的な病棟看護から高度な専門看護まで幅広いキャリアを目指せます。
専門資格を持つ看護師と一緒に働きながら、専門的な知識や技術を学べる環境があります。
県立大島病院はこんな看護師におすすめ
- 鹿児島県立病院で働きたい看護師
- 奄美大島・奄美群島の地域医療に携わりたい人
- 離島医療を経験したい看護師
- 高度急性期看護に携わりたい人
- 救命救急看護を学びたい看護師
- ICU・HCUで重症患者看護を経験したい人
- フライトナースを目指したい看護師
- ドクターヘリに関わる仕事に興味がある人
- 循環器や脳神経領域の急性期看護を学びたい看護師
- 手術室・周術期看護を経験したい人
- がん薬物療法看護に興味がある看護師
- 緩和ケアを学びたい人
- 透析看護について専門性を高めたい看護師
- 周産期・小児看護に携わりたい人
- 認定看護師や特定看護師を目指したい看護師
- 高度急性期から地域連携まで幅広い経験を積みたい人
鹿児島県の看護師給料ランキングとの比較
県立大島病院では、鹿児島県県立病院局の給与制度が適用され、看護師は大学卒・3年課程卒・2年課程卒など学歴・養成課程に応じて基本給が設定されています。
助産師や准看護師についても、それぞれ給与基準が設けられています。
経験者の場合はこれまでの職務経験などが給与決定に反映され、夜間勤務や住居、扶養、通勤など条件に応じた各種手当も加わります。
鹿児島県内の病院と給与を比較する場合は、基本給だけでなく、経験による給与加算、賞与、夜間勤務などに関する手当まで含めた年間待遇を確認することが大切です。
給与以外では、救命救急センター、ICU・HCU、ドクターヘリなど高度急性期医療を経験できることや、認定看護師・特定看護師など専門性の高い看護職と働ける環境も比較するポイントになります。
まとめ
県立大島病院は、奄美群島の高度急性期・救急医療を支える鹿児島県立の中核病院です。
救命救急センターやICU・HCU、ドクターヘリを備え、救急、集中治療、循環器、脳神経、周産期、小児、がん、透析など幅広い領域の看護を経験できます。
臨床研修センターを活用した教育環境に加え、認定看護師や特定看護師、フライトナースなど専門性の高い看護職も活躍しています。
奄美の地域・離島医療に携わりながら、急性期から専門看護まで幅広くキャリアを形成したい看護師が検討しやすい病院です。

