南九州病院は、鹿児島県姶良市にある独立行政法人国立病院機構が運営する病院です。
呼吸器疾患、神経・筋疾患、重症心身障害、成育医療などの政策医療を担っているほか、がん診療や緩和ケアなどにも対応しています。
一般的な急性期看護だけでなく、神経難病や筋ジストロフィー、重症心身障害児・者、緩和ケアなど専門性の高い看護を経験できることが特徴です。
南九州病院とは
南九州病院は、鹿児島県姶良市加治木町にある国立病院機構の病院です。
呼吸器疾患、肺結核、神経・筋疾患、消化器疾患、成育医療、重症心身障害児・者の医療・療育などを担っています。
肺がんについては診断から手術、薬物療法、放射線治療、緩和ケアまで幅広く対応しています。
また、ALSやパーキンソン病などの神経難病、筋ジストロフィーなどに対する専門医療も行っています。
長期療養を必要とする患者への看護から急性期・終末期まで、幅広い看護を経験できる病院です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 病院名 | 南九州病院 |
| 運営 | 独立行政法人国立病院機構 |
| 所在地 | 鹿児島県姶良市加治木町木田1882 |
| 主な診療領域 | 呼吸器・神経筋疾患・重症心身障害・成育医療・がん・緩和ケアなど |
| 呼吸器疾患 | 専門医療あり |
| 神経・筋疾患 | 専門病棟あり |
| 重症心身障害 | 専門病棟あり |
| 緩和ケア | 専門病棟あり |
| 地域がん診療 | 対応あり |
| 看護師採用 | 国立病院機構九州グループで実施 |
| 教育制度 | NHO看護職員能力開発プログラム |
国立病院機構のネットワークを生かした教育・キャリア形成ができることも特徴です。
南九州病院の給与
南九州病院の常勤看護師には、国立病院機構の給与規程が適用されます。
現在の看護師・助産師の基本給は次のとおりです。
| 区分 | 基本給 |
|---|---|
| 看護師・大学卒 | 月241,500円 |
| 看護師・3年課程卒 | 月235,900円 |
| 看護師・2年課程卒 | 月227,700円 |
| 助産師 | 月243,000円 |
経験者は、これまでの看護師経験や職歴を考慮して給与が決定されます。
国立病院機構では、採用後も原則として年1回の昇給があります。
なお、期間職員として採用される看護師については常勤職員とは給与体系が異なります。
南九州病院の看護師年収は?
南九州病院の看護師は、基本給に加えて夜勤や住居、通勤、扶養など勤務条件・生活状況に応じた各種手当が支給されます。
そのため、実際の年収は経験年数や夜勤回数、住居形態、時間外勤務などによって異なります。
国立病院機構では経験者の職歴が基本給に反映される仕組みがあり、勤続による昇給もあります。
また、年2回の賞与が支給されるため、鹿児島県内の病院と年収を比較するときは基本給だけでなく、賞与や夜勤、各種手当を含めた待遇を確認することが大切です。
賞与・各種手当
南九州病院では、国立病院機構の給与規程に基づいて各種手当が支給されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 賞与 | 年2回 |
| 夜間看護等手当・夜勤手当 | あり |
| 住居手当 | 借家は上限月27,000円 |
| 通勤手当 | 上限月150,000円 |
| 扶養手当 | あり |
| 時間外勤務手当 | あり |
| 特殊業務手当 | あり |
| 専門看護手当 | あり |
| 昇給 | 年1回 |
夜勤を担当する看護師には、勤務形態や実績に応じて夜間看護等手当・夜勤手当が支給されます。
専門看護師や認定看護師には、資格に応じた専門看護手当も設定されています。
教育体制・福利厚生
南九州病院では、国立病院機構の看護職員能力開発プログラムを基盤とした教育を行っています。
看護師一人ひとりが専門職として継続的に学び、南九州病院が担う医療に必要な看護実践能力を高めることを目指しています。
新人看護師は基本的な看護技術から段階的に学び、経験を積みながら自律して看護を実践できる能力を身につけていきます。
専門性を高めるための教育にも力を入れており、院内には複数分野の認定看護師や特定行為研修修了看護師が在籍しています。
主な福利厚生・休暇制度には以下があります。
- 共済制度
- 厚生年金
- 雇用保険
- 労災保険
- 年次休暇
- リフレッシュ休暇
- 結婚休暇
- 産前・産後休暇
- 子の看護等休暇
- 介護休暇
- 育児休業
- 介護休業
- 住居手当
- 通勤手当
- 扶養手当
- 国立病院機構内のキャリア形成制度
全国に病院を持つ国立病院機構ならではの教育・人事交流もキャリア形成の選択肢になります。
呼吸器看護
南九州病院の主要な専門領域の一つが呼吸器疾患です。
呼吸器内科・呼吸器外科では、肺がんや慢性呼吸不全、感染性呼吸器疾患などさまざまな患者に対応しています。
看護師は呼吸状態や全身状態を観察し、検査や治療を安全に受けられるよう支援します。
呼吸器疾患では長期的な療養が必要になることもあり、急性期治療だけでなく退院後の生活まで見据えた看護が重要です。
肺がん看護
南九州病院では肺がんの診断から手術療法、薬物療法、放射線治療、緩和ケアまで幅広く対応しています。
看護師は治療を受ける患者の状態や副作用を観察するとともに、不安や生活上の問題についても支援します。
治療と仕事・生活を両立できるよう支援する取り組みも行われています。
診断から治療、療養、緩和ケアまで継続したがん看護を経験できます。
呼吸器外科・周術期看護
呼吸器外科では、肺がんなどに対する手術が行われています。
看護師は手術前の患者の状態確認から、術後の呼吸状態や疼痛、創部の観察、早期離床まで継続して支援します。
呼吸器疾患を持つ患者では、術後の呼吸状態を細かく観察することが重要です。
多職種カンファレンスも行われており、手術前後から退院までチームで患者を支援しています。
神経難病看護
南九州病院では神経難病の専門医療を行っています。
ALS、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、重症筋無力症など、さまざまな神経疾患を持つ患者が入院しています。
神経難病では病気の進行に伴って運動機能やコミュニケーション能力などが変化することがあります。
看護師は患者の身体状態を観察するとともに、その人ができることや希望を尊重しながら療養生活を支援します。
ALS看護
ALSでは病状の進行に伴って身体機能や呼吸機能が低下することがあります。
看護師は呼吸状態や嚥下機能などを観察し、患者が安全に療養できるよう支援します。
人工呼吸器を使用する患者への看護や、意思伝達を支えるコミュニケーション支援なども重要です。
患者本人だけでなく家族への支援も必要となるため、長期的な関係を築きながら看護を実践します。
筋ジストロフィー看護
南九州病院には神経・筋疾患病棟があります。
筋ジストロフィーなどの患者が長期にわたり療養生活を送っています。
看護師だけでなく、医師、リハビリテーションスタッフ、栄養士、療養介助職など多職種が連携して患者を支援します。
疾患の管理だけでなく、一人ひとりがその人らしく生活できるよう支えることが重要な看護となります。
人工呼吸器管理
神経・筋疾患などでは人工呼吸器を長期間使用する患者もいます。
看護師には呼吸状態や人工呼吸器の管理に関する専門的な知識と技術が求められます。
南九州病院では特定行為研修修了看護師も活動しており、多職種と連携しながら安全な呼吸管理を行っています。
呼吸器看護と神経難病看護の両方について専門性を高められる環境です。
重症心身障害児・者看護
南九州病院には重症心身障害児・者の専門病棟があります。
医療的ケアを提供するだけでなく、患者一人ひとりの個性や身体機能を生かしながら生活できるよう支援しています。
看護師、医師、リハビリテーションスタッフ、児童指導員、保育士などがチームとなって患者を支えます。
長期療養を生活の場として捉え、日々の楽しみや成長・発達にも目を向けた看護を経験できます。
小児・成育医療
南九州病院では成育医療にも取り組んでいます。
小児患者では疾患や障害だけでなく、成長・発達段階を考えながら看護を行うことが重要です。
子ども本人へのケアだけでなく、家族への支援も看護師の重要な役割となります。
医療と療育の両方の視点を持った小児看護について経験できます。
緩和ケア看護
南九州病院には緩和ケア棟があります。
患者の痛みやその他の身体症状だけでなく、不安や心理的・社会的な苦痛にも配慮しながら、その人らしい療養生活を支援します。
患者本人の意思や価値観を尊重し、医師、看護師をはじめ多職種がチームとなって支援しています。
がん治療から緩和ケアまで継続した患者支援について学ぶことができます。
長期療養看護
南九州病院では、神経・筋疾患や重症心身障害などによって長期間の療養を必要とする患者を受け入れています。
長期療養では病気の治療だけでなく、患者にとって病院が生活の場になることを意識した看護が必要です。
清潔、食事、排泄、コミュニケーションなどの日常生活を支えながら、患者一人ひとりの希望や個性を尊重します。
急性期病院とは異なる、患者と長期間関係を築く看護を経験できます。
リハビリテーション看護
神経難病や呼吸器疾患、重症心身障害などさまざまな患者に対してリハビリテーションが行われています。
看護師は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などと連携しながら、患者の身体機能や日常生活能力の維持・向上を支援します。
入院中の日常生活そのものをリハビリテーションにつなげる視点も重要です。
退院支援・在宅移行
南九州病院では、入院時から退院後の生活を見据えた支援に取り組んでいます。
病棟では多職種による入退院支援カンファレンスや退院前訪問なども行われています。
患者や家族の希望、身体状態、生活環境などを確認しながら、安心して在宅療養へ移行できるよう支援します。
神経難病など医療依存度の高い患者の在宅移行支援を経験できることも特徴です。
認定看護師・特定行為研修修了看護師
南九州病院では、専門性の高い看護師が活動しています。
複数分野の認定看護師が在籍しており、それぞれの専門知識を生かして患者への看護やスタッフへの指導・相談などを行っています。
特定行為研修を修了した看護師も複数在籍しています。
専門性の高い看護師と一緒に働きながら知識・技術を身につけられるため、将来的に認定看護師や特定行為研修などを目指したい人にも学習機会があります。
国立病院機構でのキャリア形成
南九州病院は全国に病院を展開する国立病院機構の一員です。
国立病院機構では統一された看護職員能力開発プログラムを活用し、看護実践能力を段階的に高めていきます。
病院内だけでなく、国立病院機構のネットワークを生かして幅広いキャリアを形成できることも特徴です。
専門領域を深めたい人だけでなく、将来的に教育や看護管理などへキャリアを広げたい看護師にも選択肢があります。
南九州病院はこんな看護師におすすめ
- 国立病院機構の病院で働きたい看護師
- 呼吸器看護について専門性を高めたい人
- 肺がん看護を経験したい看護師
- 呼吸器外科・周術期看護に携わりたい人
- ALSやパーキンソン病など神経難病看護を学びたい看護師
- 筋ジストロフィー看護に興味がある人
- 人工呼吸器管理について学びたい看護師
- 重症心身障害児・者看護に携わりたい人
- 小児・成育医療に興味がある看護師
- 緩和ケアを経験したい人
- 長期療養患者とじっくり関わりたい看護師
- 退院支援や在宅移行支援について学びたい人
- 認定看護師など専門性の高いキャリアを目指したい看護師
- 特定行為研修に興味がある人
- 全国規模の教育制度を活用してキャリアアップしたい看護師
鹿児島県の看護師給料ランキングとの比較
南九州病院では、国立病院機構の給与規程に基づいて、大学卒・3年課程卒・2年課程卒など養成課程別に看護師の基本給が設定されています。
経験者については、これまでの職歴が給与決定に反映されます。
基本給とは別に夜勤、住居、通勤、扶養、時間外勤務などに応じた各種手当があり、年2回の賞与や年1回の昇給も設けられています。
鹿児島県内の病院と給与を比較するときは、初任給だけではなく、経験による給与加算、夜勤回数、賞与、各種手当を含めた年間待遇を確認することが大切です。
給与以外では、国立病院機構の教育制度を利用できることや、呼吸器、神経難病、筋ジストロフィー、重症心身障害、緩和ケアなど専門性の高い領域を経験できることも比較するポイントになります。
まとめ
南九州病院は、国立病院機構が運営する鹿児島県姶良市の病院です。
呼吸器疾患、神経・筋疾患、重症心身障害、成育医療などの政策医療を担い、がん診療や緩和ケアなどにも対応しています。
看護部では国立病院機構の能力開発プログラムを基盤とした教育を行っており、認定看護師や特定行為研修修了看護師など専門性の高い看護師も活動しています。
呼吸器や神経難病などの専門看護を深く学びながら、国立病院機構の教育制度を活用して長期的なキャリアを形成したい看護師が検討しやすい病院です。

